冷凍寿司通販(ギフト・取り寄せ)のカネキオンライン | コラム | マグロは6種類もある⁉味の違いや見分け方を解説

マグロは6種類もある⁉味の違いや見分け方を解説

お寿司のネタには欠かせないマグロ。日本はマグロ捕獲量で世界3位を誇り、世界で獲れる4分の1のマグロを消費していると言われるほど、世代を問わずマグロが好きな国民です。

ただ、マグロと一口で言ってもさまざまな種類があることをご存じでしょうか。種類によって旬や味、向いている調理方法が異なります。

本記事では日本人が大好きなマグロの種類をまとめました。また、新鮮なマグロを見分ける方法も解説しているため、おいしいマグロを食べたい人は、ぜひ参考にしてみてください。

日本人はマグロが大好き!漁獲量は世界3位を誇る

日本人は古くからマグロをご馳走魚として好んで食べてきた歴史があります。マグロ漁も盛んで漁獲量は世界3位を誇るほどです。身が柔らかく、脂がのっているので、お寿司のネタとしても人気があります。

また、マグロは栄養が豊富なことでも有名です。血液中の善玉コレステロールを増やし、中性脂肪を減らす働きがあります。そのため、動脈硬化や高血圧の予防にも注目される食材です。ほかにも抗酸化作用があるビタミンAやビタミンEが豊富なため、美容面にもおすすめの魚です。

日本で獲れるマグロの種類は6つ|見分け方や味の違い

日本で獲れるマグロの種類は全部で6つと言われています。ここでは、たくさんあるマグロの種類と見分け方や味の違いをまとめました。

クロマグロ|黒い海のダイヤと称されるマグロの王様

成魚になると全長3 メートル、体重400キロにもなるクロマグロ。日本では本マグロと呼ばれお寿司や刺し身でも定番の高級魚で知られています。赤身部分はわずかな酸味とうま味があり、中トロはうま味に脂がのってさらにコクが増した味わいです。大トロになると口のなかでとろけるほど脂とうま味が凝縮され、市場でも高値がつくほど人気です。
別名 ホンマグロ・メジ・メジマグロ・クロマグロ・ヨコワ・マグロ・ヨコ・シビコ・クロシビ・シビ
12月~1月
漁獲地 長崎県・青森県・宮城県など

ミナミマグロ|夏が旬の高級魚

ミナミマグロは全長2.5メートル、体重300キロ以上とクロマグロに比べると少し小ぶりなマグロです。赤身部分の色が明るくキレイなことから「赤いダイヤ」の異名を持ちます。クロマグロ同様に大トロが取れるため、高級魚として取引されています。

赤身部分は硬く引き締まり、酸味と旨みが強い味わいが特徴です。トロ部分は甘みが強くねっとりと濃厚な味わいで寿司ネタとしても人気があります。マグロ独特の鉄臭さがないため、万人受けするマグロです。クロマグロとは真逆で旬が6月から8月と夏時期に楽しめます。
別名 ゴウシュウマグロ・インドマグロ
6月~8月
漁獲地 鹿児島県・静岡県・宮城県など

メバチマグロ|さっぱりした味わいが魅力

成魚になると全長2メートル、体重210キロ以上になるメバチマグロ。やや平べったい姿をしていて頭と目が大きいのが特徴です。日本でも漁獲量が多く、輸入品も入ってくるため、関東の市場では多く取引されています。

冷凍品は比較的お手頃価格で、旬の11月から2月に獲れる生マグロは割高です。中トロが取れますが、わずかな量でスジも多いため、刺し身よりステーキなど調理して食べるのに適しています。赤身部分は色鮮やかでほどよく脂がのっているため、お刺し身でも人気です。
別名 バチ・ソマガツオ・ソマカツオ・メバチ・ダルマ
11月〜2月頃
漁獲地 宮城県・高知県・鹿児島県など

キハダマグロ|黄色味を帯びた姿が特徴

体長2メートル、体重200キロにもなるキハダマグロ。薄く黄色味がかった姿が特徴です。高知県や三重県周辺でたくさん獲れたため、関西地方でよく食べられていました。マグロのなかでは漁獲量が多い種類のため、鮮魚ではもちろん、冷凍食品や加工品として大量に消費されています。

赤身は淡いピンク色で、身は引き締まって固めです。脂は少ないため、あっさりとしたクセのない味わいが楽しめます。冷凍ものが多く価格は比較的リーズナブルなため、購入しやすいマグロです。
別名 キワダ・ハダ・ハダマグロ・シビ
6~11月頃
漁獲地 高知県・宮崎県・三重県・鹿児島県・沖縄県

ビンナガマグロ|缶詰の材料でも有名

体長1メートル、体重40キロ前後とマグロのなかでは小ぶりなビンナガマグロ。旬は8から12月頃ですが、1年を通して漁獲されるため、比較的リーズナブルな価格で取引されています。

身は薄いピンク色でとても柔らかく、クセがないので幅広い人に好まれています。回転寿司や缶詰の材料としても定番です。旬の冬になると脂がのって濃厚な味が楽しめます。とくにビントロ部分はクロマグロのトロと似ていると言われるほどのおいしさで人気です。
別名 ビンチョウマグロ・トンボ
8~12月頃
漁獲地 宮崎県・高知県・三重県・静岡県・宮城県など

コシナガマグロ|漁獲量が少ない希少な種類

コシナガマグロは、体長1メートルほどの小さめのマグロです。日本では長崎県や山口県、島根県などで獲れます。ただ、漁獲量が少ないため、市場に出回ることはほとんどなく、主に産地で消費されています。旬は秋から冬で、味は酸味がなく、食べやすいのが特徴です。
別名 ビンツケ・シロシビ・セイヨウシビ
秋~冬
漁獲地 長崎県・山口県・島根県など

おいしいマグロを見分ける方法

ここではおいしいマグロを見分ける方法をまとめました。マグロは種類によって旬の時期や味、特徴もさまざまですが、鮮度の良いマグロを見分けるポイントはほぼ一緒なので知っておくと重宝します。

鮮やかなピンクや赤色をしているか

鮮度が高いマグロは色が鮮やかです。マグロの種類によって身色は多少異なりますが、キレイなピンクや赤色をしているものを探せば間違いありません。逆に鮮度が落ちたマグロは白っぽくなったり、やや黒っぽくなったりするため、すぐに分かります。

スーパーで購入できるものは、ほとんどが冷凍マグロを解凍したものです。一度解凍すれば時間が経つにつれ色も悪くなっていきます。そのためおいしいマグロを探すのなら、色に注目するとよいでしょう。

また、マグロのツヤも新鮮なマグロを見分ける上での大きなポイントになります。おいしいマグロを購入したいのなら、ツヤがあって、なるべく色鮮やかなものを選ぶようにしましょう

スジの入り方をチェックする

マグロにはスジが入っています。このスジが多いと口のなかにスジっぽさが残り、もごもごするため食べにくいです。そのため、柵でマグロを購入する際は、スジの数や入り方のチェックが大切です。

スジの入り方は平行、斜め、半円状などいろいろあります。良いマグロを見分けたいのなら、柵に対してスジが平行や斜めに入っているものを探しましょう。平行や斜めにスジが入っていると、包丁で切ったときにスジも切れるので舌触りが良くなります。

逆に半円状になっていたり、スジの数が多かったりするものは口触りが悪いので刺し身には不向きです。柵でマグロを購入する際は、なるべくスジが平行、または斜めに入っているものを探すようにしましょう。

容器にドリップ(赤い液体)が出ていないか

容器にドリップと言われる赤い液体が出ているものは鮮度に問題があります。ドリップは解凍をした際に栄養分やうま味成分が流れ出ている状態です。1度解凍したものを再度冷凍し、解凍するを繰り返した場合に出ます。味や鮮度が落ちている証拠なので、容器を傾けてみてドリップがたくさん出るマグロは避けるようにしましょう。

身の部分に黒や赤の模様が出ていないか

身に黒や赤の模様ができているマグロも良い状態とは言えません。黒や赤の模様は血抜きが上手くできてないことを指します。血抜きが不十分だと鮮度が落ち、生臭さも残るので味は期待できません。そのため、購入前に身の部分をしっかりチェックして、キレイな状態のものを探すことがポイントです。

まとめ

刺し身はもちろん、寿司やカルパッチョなどさまざまな楽しみ方があるマグロは、スーパーや通販でも手軽に手に入る食材です。しかし、マグロにたくさんの種類があることを知っている人はそう多くいません。それぞれの旬や特徴をきちんと知っていれば、自分でおいしいマグロを見分けられるようになります。
  • 身の色が鮮やかなピンクや赤色なこと
  • スジが少なく、柵に平行に入っていること
  • ドリップ(赤い液体)が出ていないこと
  • 身に黒や赤の斑点がないこと


など、鮮度の良いマグロを選ぶには、いくつかのポイントを知っておくことも大切です。本記事でも詳しく解説しているので、ぜひおいしいマグロを選ぶ際の参考にしてみてください。