冷凍寿司通販(ギフト・取り寄せ)のカネキオンライン | コラム | ちらし寿司の保存方法(常温・冷蔵・冷凍)や期間、美味しい食べ方を解説!

ちらし寿司の保存方法(常温・冷蔵・冷凍)や期間、美味しい食べ方を解説!

何かのお祝いのときなどに、ちらし寿司を作る方も多いのではないでしょうか。広く愛されているメニューで、食事の場を盛り上げるにはぴったりです。

しかしちらし寿司は作る量が多いため、あとになって保存方法に悩んでしまうことも多々あります。鮮度が重要な意味を持つメニューなので、保存方法はしっかりと考えなければいけません。

この記事では、ちらし寿司をどのように保存すればよいのか、またそれぞれの保存方法ごとにどのような点に注意すればよいのか、といったことを解説します。

ちらし寿司を保存する際の注意点

02_ちらし寿司を保存する際の注意点
ちらし寿司を保存する際の注意点としては、主に以下の2つが挙げられます。

  • 食感や味が変わることもある
  • 生ものが入っている場合は要注意!

きちんと考えておかないと、せっかくのちらし寿司が想定外の状態になって「これは食べられる状態なのか?」と悩んでしまうことにもなりかねません。以下の解説をしっかり読んで把握しておきましょう。

食感や味が変わることもある

ちらし寿司はさまざまな食材を使って作られているものですが、おおむねどの食材も、その場で食べきってしまうことを前提としています。長期間保存することには基本的に向いていません。

たとえば酢飯は、時間がたつと固くなってしまいやすいという特徴があります。また酢飯の中に小さく刻んだこんにゃくを入れている場合は要注意です。念のためと思って冷凍保存すると水分が出て、食感も味も大きく変わってしまうからです。

生ものが入っている場合は要注意!

常識的な話ではありますが、生ものが入っている場合には要注意となります。どれだけしっかり保存したつもりでも、時間とともに腐敗が始まってしまうのは避けられないからです。生ものは出された時点ですべて食べてしまうのが基本です。

ちらし寿司に生ものを使わないケースはほとんどないでしょう。とくに海鮮系の食材は悪くなりやすいので、保存したものをお子様に食べさせるときなどは気をつける必要があります。小さな子は何も考えずに口に入れてしまいがちだからです。

ちらし寿司を保存する3つの方法

03_ちらし寿司を保存する3つの方法
ちらし寿司を保存する方法は、温度によって以下の3つに分類できます。

  • 常温保存
  • 冷蔵保存
  • 冷凍保存

それぞれ保存がきく期間や取り扱う際のコツなどが異なるので、以下の解説を読んでしっかりと把握しておいてください。

常温保存

ちらし寿司は傷みやすいというイメージを持っている方が多いので、常温保存と聞くと「それは無理ではないか」という反応があるかもしれません。しかし条件が整っていれば、ちらし寿司であっても常温保存は可能となります。

何よりも大切な要素は室温です。一定して10度以下に保っている必要があります。またちらし寿司の中身に生ものが非常に多く含まれている場合には、常温保存は選ばないほうが賢明です。

常温保存の保存期間

ちらし寿司を常温保存する場合、保存期間としては1~2日程度であると考えておいてください。

1~2日以上経つと食材が傷み始め、具材の色が変わったりネバネバして糸を引いたり、酸っぱい臭いが強くなったりします。いずれも危険であることを示すサインなので、食べるのは控えておきましょう。

常温保存のやり方

常温保存を選ぶ際には、以下の4点に注意することを心がけてください。

  • 室温が10度以下に保たれている
  • 刺身や錦糸卵などの具材が乗っている場合には、酢飯の部分のみ常温保存を考える
  • しっかりとラップをして空気に触れさせないようにする
  • 直射日光は避ける

また、ちらし寿司は寿司桶に入った状態が多いと思われますが、材質ごとに特徴があります。木製は水や湿気、酸に対する耐久性に優れているのに対し、プラスチック製は安価で手に入るメリットがあるものの酢飯の水分調整が難しくなります。

温保存したちらし寿司を美味しく食べるコツ

常温保存したちらし寿司を美味しく食べるコツは、保存条件をしっかりと守ることと、できるだけ早く食べてしまうこと。この2点に尽きます。

そもそも常温保存は簡易的な保存方法であり、本格的にちらし寿司を長持ちさせる目的には向いていません。残ったものをそう遠くないうちにすべて食べきってしまう予定がない限り、以降で解説する冷蔵保存や冷凍保存を選んだほうがよいでしょう。

ほんのわずかでも「これは腐っているのではないか」と疑わしい状態があったら、食べずに廃棄してしまいましょう。

冷蔵保存

ちらし寿司は冷蔵保存もできます。「冷蔵庫で保存すると、せっかくの酢飯が固まってパサパサになってしまうのでは?」と心配する方もいるかもしれません。確かになんの工夫もなく冷蔵庫に入れてしまうと、すぐに美味しくなくなってしまいます。

詳しいことは後述しますが、酢飯がパサパサになるのを防ぐには空気に触れさせずに保存することが大切です。この点をしっかり守っておけば、本来の状態を保ったまま一定期間の保存が可能となるでしょう。

冷蔵保存の保存期間

冷蔵庫で保存した場合のちらし寿司の寿命は、1~2日です。意外と短いと思った方が多いのではないでしょうか。すでに解説した常温保存と、日数的に違いはありません。

ちらし寿司に使われている具材の多くは、冷蔵庫の温度であっても時間経過とともに順当に傷んでしまいます。そのため常温保存と冷蔵保存で、保存期間にそれほど違いが生まれません。

冷蔵保存のやり方

冷蔵保存する際のポイントは、以下の通りです。

  • 刺身や錦糸卵などの具材を別に取り分けておく
  • 酢飯はラップで包み、さらに新聞紙で包んで、そのまま野菜室で冷蔵保存する
  • 刺身や錦糸卵などの具材をしっかりとラップで包み、チルド室で保存する

酢飯とそれ以外を取り分けておく点については、常温保存の場合と変わりません。冷蔵保存のポイントは、酢飯をラップで包んだあと、さらに新聞紙でも包むことです。こうすることで、より空気に触れさせない形で保存が可能となり、酢飯のパサつきが抑えられます。

冷蔵保存したちらし寿司を美味しく食べるコツ

すでに述べたとおり、冷蔵保存の賞味期限も1~2日程度なので、できるだけ早く食べてしまうことをおすすめします。

冷蔵保存したちらし寿司の温め方としては、「蒸し寿司」が有効です。蒸すことによって、酢飯の酸味を飛ばすことなく、ふんわりとした食感を楽しめます。家に蒸し器がある場合には、蒸し器を使って温めなおすことで、ちらし寿司本来の美味しさが蘇ります。

ただし注意点として、蒸し寿司にする場合には刺身やいくらなどの生ものを取り除いておくことを忘れないでください。

冷凍保存

冷凍保存のメリットは、常温保存や冷蔵保存と比べて保存期間がはるかに長いことです。デメリットとしては、もう一度食べる際にきちんとした方法で解凍しなければならないことが挙げられます。

冷凍保存のポイントは、酢飯を劣化させないように工夫することです。酢飯は冷ました状態で放置すると水分が抜けて美味しさが損なわれてしまう(デンプンが老化する)ので、その前に冷凍してしまう必要があります。

冷凍保存の保存期間

冷凍保存したちらし寿司の保存期間は、だいたい2週間程度です。

本来であれば冷凍保存したものは1ヶ月程度保つのですが、酢飯は2週間ほど過ぎたところで劣化が進み、美味しく食べられなくなります。したがってその前に食べてしまうのがおすすめです。

冷凍保存のやり方

ちらし寿司を冷凍保存する方法は、以下の通りです。

  • 刺身や錦糸卵などの具材は、別に取り分けて冷蔵保存する
  • 酢飯をラップで包む
  • 金属トレーの上に乗せて冷凍庫へ入れる

冷凍保存の際も、酢飯とそれ以外を個別に扱うのがポイントです。酢飯を金属トレーの上に乗せるのは、少しでも早く冷凍状態に持っていくためです。普通に冷凍保存するのに比べて、解凍したときに酢飯のふんわり感が戻りやすくなります。

冷凍保存したちらし寿司を美味しく食べるコツ

冷凍保存したちらし寿司は、蒸し器を使って蒸し寿司にして食べましょう。具体的なやり方は以下の通りです。

  • 電子レンジの解凍モードを使って酢飯を解凍する
  • 器に酢飯を盛り付ける
  • 蒸し器で10~15分ほど蒸す
  • お好みで具材を盛り付けていく

ポイントは、冷凍状態の酢飯をそのまま蒸し寿司にするのではなく、まずは電子レンジで解凍するところです。これによって時間の短縮ができます。

保存したちらし寿司が傷んでいないか確認するポイント

04_保存したちらし寿司が腐っていないか確認するポイント
保存したちらし寿司が傷んでいないかを確認するポイントとしては、以下のような点を確認するとよいでしょう。

  • 刺身の色が変わっている
  • 錦糸卵に黒いつぶつぶが見える
  • 触るとヌメッとしている
  • 酸味が強くなっている
  • 酢飯が黄ばんでいる

いずれも大人であれば、直感的に「これは食べるべきではない」とわかることばかりかもしれません。しかしお子様の場合は、テーブルの上にちらし寿司が置いてあるだけで喜んでしまい、上記のような状態をチェックすることなく口に入れてしまう可能性があります。

お子様がいるご家庭の方はより、上記のチェックポイントに注意しておきましょう。

ちらし寿司を適切に保存して美味しく食べよう

05_ちらし寿司を適切に保存して美味しく食べよう
ちらし寿司の保存方法の種類や、それぞれどのような点に注意をすればよいかについて解説しました。

ちらし寿司を食べる状況は、基本的に喜ばしいものであることがほとんどです。せっかくよい雰囲気であるにもかかわらず、傷んだちらし寿司を誤って食べてしまい、体調を崩すようなことになったら目も当てられません。

この記事を参考にして、ちらし寿司のしっかりとした保存を心がけてください。